越境ECの始め方ガイド│EkkyoBiz sponsored by 株式会社ジグザグ
目次
越境ECの始め方ガイド│EkkyoBiz » 越境ECサイトの構築

越境ECサイトの構築

※このサイトは株式会社ジグザグをスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
目次
ecサイト

日本国内のEC市場は成熟しつつあり、次の成長を見据えた企業の多くが「越境EC」に注目しています。しかし、いざ海外販売を始めようとすると「どんな構築方法を選ぶべきか」で迷う企業が少なくありません。

ここでは、海外向け自社ECサイトを構築する2つのアプローチと、それぞれのメリット・デメリット、向いている企業像、構築の流れや注意点をわかりやすく解説します。 さらに、ECモール出店や購入代行サービスなど、他の越境EC手法との違いも比較していきます。

越境ECサイト構築の方法(2つのアプローチ)

越境ECサイト(海外向けECサイト)を構築するには、次の2つの方法があります。

どちらを選ぶかで、コスト・自由度・スピード・運用負担が大きく変わります。

完全オリジナル(フルスクラッチ開発)

1から開発する方法は「フルスクラッチ開発」と呼ばれ、要件定義からデザイン、機能設計までをすべて自社で自由に構築できるのが特徴です。

SaaS型のECプラットフォームに依存せず、オープンソースソフトウェア(OSS)や各種フレームワークを活用して、ビジネス要件に最適化したシステムを構築します。その分、高い開発スキルと専門的な知識、継続的な運用体制が求められる開発手法です。

メリット

フルスクラッチ開発の最大のメリットは、ブランド表現の自由度が高く、高度なカスタマイズが可能なことです。デザインから機能まで、自社の世界観やビジネスモデルに合わせて思い通りに設計できます。

デメリット

一方で、開発には中〜大規模で数か月〜1年程度を要するのが一般的です。グローバル対応や複雑なシステム統合が必要なケースでは、さらに長期化することもあります。

また、開発コストが高く、運用まで見据えた体制づくりと予算確保が欠かせません。

向いている企業

ECプラットフォームを利用

越境ECサイト(海外向けECサイト)を構築するもう一つの方法が、既存のECプラットフォームを活用するアプローチです。

ShopifyやMagento、BASE、makeshopなどのECプラットフォームでECサイトを構築し、WorldShopping BIZのような越境EC対応化サービスを使えば、海外販売に必要な機能を基本機能+アプリや外部サービス連携でカバーできます(対応範囲はサービスやプランにより異なります)。

メリット

ECプラットフォーム利用の最大のメリットは、導入スピードが早く、初期費用を抑えられることです。多言語・多通貨対応も、標準機能やアプリ連携で比較的容易に実現できます。

デメリット

税率や価格表示、為替、請求書表記、配送ラベルなどのローカライズ対応は個別対応が必要です。また、デザインテンプレートや機能に一定の制約があり、一部機能は外部サービスへの依存が避けられない点がデメリットです。

向いている企業

フルスクラッチとプラットフォームの違いまとめ

観点 フルスクラッチ ECプラットフォーム
構築スピード 長期(半年〜1年以上) 短期(数週間〜数か月)
初期コスト 高い 低コスト
自由度 非常に高い 比較的自由
運用負担 高い(自社体制必須) 低〜中(外部支援可)
向いている企業 ブランド重視・大規模 スモールスタート志向

越境ECサイト構築の流れ(ステップ)

越境ECサイト(海外向けECサイト)は、単に商品を並べるだけでは成果につながりません。現地市場の理解や法規制への対応など、事前準備と段階的な構築が欠かせません。ここでは、越境ECサイトを立ち上げる際の主なステップを順を追って解説します。

1.企画・ターゲット国選定

まずは「どの商品を」「どの国に」販売するのかを明確にします。国別の人気カテゴリや売れ筋商品を調査し、現地の法律・輸出禁止品目・物流事情も確認しましょう。

ターゲットを絞ることで、不要なコストを抑え、効果的なプロモーション施策を立てやすくなります。

2.多言語対応とデザイン設計

販売国が決まったら、サイトを多言語化します。最近ではブラウザにデフォルトで翻訳機能が搭載されているため、必須ではありませんが、翻訳されているほうが良いことに間違いはありません。ただページ数分のコストがかかってきますので、翻訳なしでスタートしてよく見られるページだけ翻訳対応するというのもおすすめです。

翻訳の質ですが、自動翻訳ツールの直訳では表現が不自然になり、信頼性やブランドイメージを損なうこともあるため、翻訳専門会社によるローカライズ対応が推奨されます。ただし、すべてをプロ翻訳で対応するとコストが高くなるため、自動翻訳+プロ翻訳のハイブリッド運用がコストと品質のバランスが良くなります。

また、色彩やレイアウトなど、文化や嗜好の違いを踏まえたデザイン設計も同時に進めましょう。

3.決済方法の導入

国ごとに主流の決済手段は異なります。クレジットカードやPayPalのほか、中国ではAlipay、東南アジアではGrabPayなどが一般的です。

ターゲット国で最も利用率の高い決済方法を導入することで、購入率(CVR)の向上が期待できます。

4.物流・配送体制の構築

越境ECの信頼を左右するのが配送です。自社からの直送、海外発送代行サービス、現地倉庫の活用など、複数の選択肢から最適な方式を選びましょう。

配送日数やコスト、破損リスクを踏まえ、「早く・正確に・安全に届ける」体制を構築することが重要です。

また燃料費の高騰から国際配送コストは上がり続けています。消費者の選択肢を増やして満足度を高めるためにも、様々な配送キャリアの用意をしておくと良いでしょう。

5.集客・マーケティング施策

集客するためにはターゲットとなる国の市場調査が必須です。どんな商品が求められているのか、価格帯はいくらがいいのか、など、市場の分析や競合の有無などを確認します。そのうえで、そのターゲットに対して自社商品を知ってもらうための認知獲得施策としてリスティング広告やSNSでの情報発信、インフルエンサー施策など検討してください。

Google Analyticsでのアクセス分析や各国のSNSデータを活用して、広告効果の検証と改善を繰り返すことが成功のカギです。

越境ECサイトを構築する際の注意点

越境ECサイト(海外向けECサイト)を立ち上げる際には、構築方法の違いだけでなく、各国の商習慣や法規制、物流事情といった「越境特有のリスク」にも注意が必要です。思わぬトラブルを避けるためには、事前のリサーチと現地理解が欠かせません。

販売が制限される商品がある

国内では問題なく販売できる商品でも、国によっては輸入・販売が禁止されているケースがあります。たとえば、食品の場合は使用が認められていない添加物が含まれていると販売できません。化粧品や医薬品も、国ごとに定められた成分基準を満たさないと販売許可が下りない場合があります。

現地の法律や規制を調べ、必要であれば専門家や通関業者に確認することが重要です。法律違反により販売停止となれば、ブランドイメージに大きなダメージを与えかねません。

関税が価格競争力を左右する

越境ECでは、関税が販売価格に大きな影響を及ぼします。関税率は国や商品カテゴリーによって異なり、思いのほか高額になる場合もあります。消費者にとって「予想外の追加費用」は信頼を損ねる原因になります。

そのため、商品ページには「関税込み価格」や「関税が別途発生する場合の注意書き」を明示することが大切です。現地価格とのバランスを考えた価格設計を行い、コスト構造を可視化しておくことで、トラブルを防ぎながら競争力を維持できます。

物流の遅延・破損リスクに備える

海外配送では、国や地域によって物流インフラの整備状況が異なります。日本国内のようにスムーズに届かないこともあり、輸送中の破損や紛失、配送遅延は珍しくありません

そのため、商品の梱包には十分な緩衝材を使い、パッケージの強度を高めるなどの工夫が求められます。また、追跡可能な配送方法を選び、遅延やトラブルが起きた際の補償体制を整えておくと安心です。配送品質は顧客体験を左右する重要な要素であり、ブランド信頼にも直結します。

国ごとの納税が必要になる

越境ECでは、海外ユーザーから徴収した税金を適切に現地国に納税する必要があります。納税タイミングや納税率は、国・州・郡によって異なり、随時更新されているため、非常に難解です。税の種類も関税だけでなく酒税や、郵便税、越境EC税などが国によっては存在しています。

自社で行う場合は必ず関税に関する条約の確認、現地国のニュースなどを日々確認しておきましょう。リスク管理のため、外部の専門家に依頼するのもおすすめです。

越境ECサイト構築のメリット・デメリット

越境ECサイト(海外向けECサイト)を構築することには、多くのチャンスがある一方で、慎重な判断が求められる課題もあります。他の越境ECの方法(モール出店や購入代行サービスなど)と比較しながら、自社にとって最適な手段を見極めることが重要です。

メリット

越境ECサイト(海外向けECサイト)構築のメリットとしては以下のようなことが挙げられます。

ブランド体験を自由に表現できる

ECモールのように他社ブランドと並列に表示される環境とは異なり、自社サイトでは世界観やストーリーを自由に発信できます。デザインやコンテンツ、購入体験を通じてブランド価値を最大限に表現できるため、競合との差別化を図りたい企業にとって大きな強みとなります。

特に日本ブランドは品質や細部へのこだわりが評価されやすく、ブランディングを丁寧に設計すれば海外ファンの獲得にもつながります。

顧客データを自社で管理・活用できる

自社ECでは、顧客の購買履歴や閲覧行動といったデータを自社で直接管理できます。これにより、国や地域ごとの人気商品、リピーターの動向、季節ごとの販売傾向などを細かく分析し、適したマーケティング施策を打つことが可能になります。

ECモールでは得られにくい「一次データ」を自社資産として蓄積できるのは、長期的な海外展開戦略において大きなメリットです。

柔軟な運営・拡張が可能

自社開発型のECサイトであれば、現地ニーズに応じて機能を自由に追加・変更できます。たとえば、地域ごとの決済手段の導入、言語や通貨への対応、現地イベントに合わせたキャンペーン設計など、スピーディーに対応できるのが強みです。

顧客の声を反映した改善を重ねることで、信頼性と利便性を高められます。

デメリット

一方で、越境ECサイト(海外向けECサイト)の構築には以下のような課題も存在します。

集客・運用には自社の努力が必須

ECモールのように自動的な集客効果は期待できません。自社でSEO対策やSNSマーケティング、インフルエンサーとの連携など、継続的なプロモーション活動が必要になります。

また、国ごとに検索エンジンやSNSの利用状況が異なるため、現地市場に最適化した戦略立案が求められます。もちろん、外部会社に依頼すれば、すべて自社で行う必要はありませんが、相応のコストを用意しなければなりません。

決済・物流の整備に時間とコストがかかる

海外では国によって主流の決済手段や配送事情が大きく異なります。クレジットカードが一般的でない地域や、住所表記のルールが違う国もあるため、それに対応する仕組みづくりが欠かせません。

現地パートナーとの連携やロジスティクスの最適化など、運営体制の構築には時間と費用がかかる点を理解しておく必要があります。

コスト・人材の負担が大きい

自社開発、特にフルスクラッチで構築する場合は、初期投資と人材コストが高くなります。システム開発・セキュリティ・越境取引の法対応など、専門知識を持つ人材が不可欠です。

また、構築後も運用・改善を継続するためには、マーケティング・顧客対応・物流管理といった複数分野でのチーム体制が必要となります。

メリット・デメリットまとめ

メリット デメリット
ブランド体験を自由に表現できる。
独自の世界観で競合と差別化が可能。
集客・運用は自社の努力が必須。
継続的なマーケティング体制が必要。
顧客データを自社で管理・活用できる。
購買傾向に基づいた施策展開が可能。
決済・物流の整備にコストと時間がかかる。
現地商習慣への対応が必要。
柔軟な運営・拡張が可能。
決済や言語、機能を現地ニーズに合わせやすい。
コスト・人材負担が大きい。
開発・運用には専門知識が求められる。

その他の越境ECとの比較

越境ECサイト(海外向けECサイト)を構築する以外にも、越境ECを実現する方法はいくつかあります。自社でサイトを運営するのか、既存のプラットフォームを活用するのかによって、得られる効果や負担は大きく異なります。それぞれの特徴を理解し、自社の目的やリソースに合った方法を選ぶことが重要です。

海外ECモール出店

海外ECモールに出店して商品を販売する方法は、モール自体の集客力を活用できるのがメリットです。すでに多くのユーザーが集まる環境で販売を始められるため、初期段階から一定のアクセスや売上が見込めます。決済や配送、カスタマーサポートなどの仕組みも整備されており、越境ECをスピーディにスタートできる点も魅力です。

一方で、モールの規約や仕様に従う必要があるため自由度が低く、ブランドの世界観を十分に表現しづらいという課題があります。また、テナント料や販売手数料が発生する点、そして広告費を払わなければ検索結果で目立たず大きな売上につなげることが難しい点などは覚えておいたほうがいいでしょう。

購入代行サービス

購入代行サービスは、海外の消費者が代行業者を通じて日本のECサイトの商品を購入できる仕組みです。代行業者が注文・決済・海外発送・通関手続きを一括して行うため、企業側は自社の国内ECをそのまま利用して海外販売を実現できます。新たなシステム構築や多言語化対応が不要で、短期間で越境ECを始められるのが大きな特徴です。

ただし、手数料や為替レートの影響で販売価格が上がりやすく、価格競争力に注意が必要です。実際に日本のECサイトを訪れる外国人に対して販売をする形になるので、初期投資を抑えながら始めることができ、短期間で海外市場の反応を試し、どの国にリソースを配分するかのテストマーケティングをすることも可能です。

デメリットとしては、購入者の詳細な個人情報を取得することができない点は念頭にいれておいたほうがいいでしょう。

Point
目的から逆算して
自社に適した越境ECモデルを選びましょう

越境ECの実現方法には、自社でサイトを構築する「自社ECモデル」と、既存の仕組みを活用する「ECモール出店」「購入代行サービス」など、複数の選択肢があります。中でも、自社EC構築は自由度が高くブランド戦略を強化しやすい一方、運営・人材・コストの負担も大きく、長期的な投資視点が求められます。

一方で、海外ECモール出店や購入代行サービスは、比較的短期間で海外市場に参入できるスピード感が強みです。ただし、自社データの蓄積やブランドコントロールの面では制約があり、利益率にも影響が出やすい点を踏まえておく必要があります。

どの方法にも一長一短があり、「これが最適」といえる単一の答えはありません。重要なのは、越境ECを単なる販売チャネルとしてではなく、中長期的な事業戦略の一環として位置づけることです。目的(売上拡大・ブランド浸透・市場テストなど)を明確にし、自社のリソース、ブランド方針、ターゲット市場に最も適した手段を選択することが、グローバル展開を成功へ導く鍵となります。

当メディアでは、「海外ECモール」「自社で越境ECサイト」「海外購入代行」についてさらに詳しく解説しています。自社がどこからスタートすべきか検討する際に、ぜひ活用してみてください。

         
越境ECの3つの始め方をわかりやすく比較
↓横にスクロールできます
               
ECモールへの
出店
越境ECサイト
を構築
購入代行モール型 購入代行自社サイト型
導入のしやすさ ECモールに
出店準備が必要
立ち上げに
多大な時間が必要
国内ECに
タグ1行追加のみ
国内ECに
タグ1行追加のみ
運用のしやすさ 海外向け
オペレーションを
整える必要あり
海外向け
オペレーションを
整える必要あり
海外向け
オペレーションを
整える必要なし
海外向け
オペレーションを
整える必要なし
導入コスト 異なる言語で
出店準備が必要
多大な
構築コストが必要
国内ECの活用で
コストを抑えられる
国内ECの活用で
コストを抑えられる
運用コスト 多言語CSや
海外発送など
自社で行う必要
多言語CSや
海外発送など
自社で行う必要
多言語CSや
海外発送など
対応不要
多言語CSや
海外発送など
対応不要
戦略の自由さ ECモールの
ルールに従う必要
自社ECサイトなので
自由に行える
自社ECサイトなので
自由に行える
自社ECサイトなので
自由に行える
ブランディング ブランドイメージの
確立が難しい
自社ECサイトなので
ブランドを
自由に表現できる
モールに遷移する
のでブランド体験が
途切れる
自社ECサイトなので
ブランドを
自由に表現できる
監修sponsored by株式会社ジグザグ
           
WorldShopping BIZの導入で
越境ECの課題を
タグ一行で解決します

株式会社ジグザグは、越境EC支援を手掛ける企業。海外購入者の言語・決済・物流の壁をテクノロジーで解消し、日本のECの海外販売を推進しています。「WorldShopping BIZ」は、タグ1行の導入で既存サイトを越境対応化。海外からの注文受付、決済、多言語CS、多くの国と地域への配送までワンストップで代行します。