越境ECの始め方ガイド│EkkyoBiz sponsored by 株式会社ジグザグ
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海外へ配送するには

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ここでは、越境ECで注文を受ける際に直面する海外配送に関する主な課題についてまとめました。どのような問題が生じやすいのか、また解決方法としてどういったことが考えられるのかについても紹介します。

海外発送で直面する主な課題

越境ECを運営する際に、避けて通れない海外発送に関する主な課題を紹介します。国内ECとの違いや、なぜそれが発生するのか確認・チェックしてみてください。

配送コスト

国際送料は国内より高額になりがちです。輸送距離が長く、僻地や島しょ部では中継料や特別地域加算が発生し、コストが上がります。

また国際便では実重量と容積重量の大きい方で課金されるのが一般的で、同じ大きさでも重いものは送料が高くなります。さらに燃油サーチャージや為替、ピーク時加算などの要因も影響するため、少額商品の場合は送料が商品代金を上回ることもあります。

配送スピード・安定性

国内配送では翌日届くこともありますが、海外配送では通常は難しく、早くても3〜5日、1週間以上かかることも珍しくありません。

時間がかかる理由の一つは、航空便・船便の違いによるリードタイムの変動です。とくに船便は天候の影響を受けやすく、遅延や欠航で配送日数が延びることがあります。通関手続きの遅延や、現地での輸送手段の確保が難しいといった要因も考えられます。

関税・輸入規制

越境ECでは関税・輸入規制の影響は避けて通れません。国や商品ごとに税率や規制の対象範囲が異なり複雑なため、常に最新情報を把握しておく必要があり、事業者の負担増につながります。

とくに米国向けでは、通商政策の見直しに伴う追加関税(いわゆる「トランプ関税」や「Section301」関連)の変更・延長が生じやすく、HSコード単位で対象や税率が変わる点に注意が必要です。

また、注意したいこととして輸入規制・禁制品への抵触もあります。きちんと管理していないと該当商品を誤って出荷してしまうリスクがあります。

梱包・破損リスク

国内配送に比べると、海外配送は長距離輸送のため破損・紛失リスクが高くなります。地域や事業者によっては取り扱いが荒いケースもあり、郵便インフラが十分でない国では注意が必要です。

輸送ルートに問題がなくても、船舶の揺れや湿度・温度変化が破損の原因になることがあります。段ボールの強度不足や緩衝材不足など、梱包の問題も考えられます。

返品・交換・顧客対応

国内では返品・交換対応が可能でも、海外では返送費用や通関費用の負担、手続きの複雑さから対応が困難な場合があります。

ただし「返品不可」とする場合は顧客満足度との調整が必要です。例えば中国では「7日以内の返品制度」が定められており、未使用で商品価値を損なわない場合に購入者が返品を求めることができます。

一方、理由を問わず返品を認める制度がある国・地域もあります。各国の事情を事前に調査しておかないとトラブルになりやすいため要注意です。

課題に対する解決策

越境ECが抱える海外配送の課題を解決するために、どのような方法があるのか紹介します。失敗を避けるためには以下に挙げることを前もって準備しておくことが重要です。

配送コスト対策

海外への配送コストを抑えるには、国際配送サービスの使い分けが有効です。一般に、小口・コスト重視なら EMS(国際スピード郵便)や越境EC特化の ECMS があります。

一方、速度や通関サポート重視なら DHL や FedEx などのエクスプレス便が候補になります(その分コストが高くなる傾向があります)。

適切な料金は重量・容積重量・宛先・サービス水準・契約条件で変動するため、複数社での見積り比較を前提に選定してください。

配送安定性

海外配送の安定性を高めるためには、複数の信頼できるキャリアを併用するのがおすすめです。航空便と船便の違いや現地の配送事情など、さまざまな要因が遅延につながります。

そのため、国や商品ごとに利用する業者を変えるなど最適化することが配送安定化に必要です。現地フルフィルメントセンターを活用する方法もあります。Amazon 出店の場合は FBA、自社サイト(Shopify 等)では DHL のフルフィルメントや ShipBob、Rakuten Super Logistics などのサービスが利用可能です。ただし、その分のコストがかかる点には注意してください。

関税対応

海外配送の遅れの原因の一つに通関手続きの遅れがあります。これを抑えるには、HSコードの正確な分類・記載が重要です。HSコードは国際貿易商品の分類を示す必須コードで、正確に記載することで通関時の確認作業がスムーズになり、遅延や返送の防止につながります。

購入者トラブルを避けるには、関税・消費税の負担者や概算費用を事前に明示することも重要です。DDP(関税込み配送)方式を採用すれば、購入者が受け取り時に関税を支払う必要がなく顧客満足度が高まります。ただし、売主側で関税・消費税の精算や必要な登録手続きが発生するため、実務負担が増える点には注意が必要です。

梱包強化

長距離輸送での商品破損リスクを下げるためには、国際輸送向け梱包が必要です。強化段ボールや木材梱包、スチール梱包、エアークッションなどの国際輸送対応資材を用いて、破損防止策を徹底します。

また、破損が心配される商品の場合は Fragile(壊れ物)シールを貼り、配送業者に注意を促してください。海上輸送になる場合は、湿気対策として乾燥剤を同梱し、防湿効果のある梱包材を使用します。

顧客対応

問い合わせがあったときにすぐ配送状況を確認できるよう、必ず追跡番号(Tracking Number)を提供します。この番号により、発送元から購入者への到着までの過程を追跡できます。

また、世界中からの問い合わせに対応するために、多言語サポート体制の強化を進めます。自社のみで体制を整えることが難しい場合は外部のCS代行を活用するなど、購入者を不安にさせない対応が重要です。

越境EC手法との関係

越境ECを実現する手法には海外ECモール出店・海外向けECサイト構築・購入代行サービスがあります。海外配送に関してどう対応するのか、手法ごとの違いをまとめました。

海外ECモール出店

海外ECモールでは、モール側が物流・配送スキームを提供する場合があります。代表例として、AmazonのFBA(Fulfillment by Amazon)やTmallの国際配送などが挙げられます。

例えばFBAは、Amazonマーケットプレイス出店者向けのサービスで、フルフィルメントセンターに商品を納入すれば、受注・保管・梱包・発送・カスタマーサービス・返品対応までを代行します。出店者側の配送負担を大きく軽減できるのが特徴です(利用可否や範囲はモール・地域によって異なります)。

越境ECサイト(海外向けECサイト)構築

越境ECサイト(海外向けECサイト)構築には完全オリジナル(フルスクラッチ開発)とECプラットフォームの活用がありますが、海外配送については基本的に自社の責任で体制を整える必要があります。

ただし、ECプラットフォームによっては海外配送を支援する連携機能やアプリが用意されています。例えばShopifyでは、DHLやFedExなどのキャリアや3PLと管理画面/アプリ連携し、送料レートの表示やラベル発行などの業務を自動化できる場合があります。各社のサービス内容・対応地域が異なるため、事前確認が重要です。

購入代行サービス

購入代行サービスの場合、海外向けの発送業務は代行業者が担うため、事業者の負担は軽くなります。スキームやサービス範囲は業者によって異なりますが、国内ECのオペレーションを大きく変更せずに代行業者経由で海外販売が可能になるケースもあります。

海外配送に限らず、決済・通関・カスタマーサービスなど、どこまで任せられるのかを確認したうえで選定することが重要です。比較的簡単な設定で国内ECを越境対応させられるため、テスト的に始める用途にも向いています

ただし、購入代行サービスと異なり、発送代行サービスはどの国から買われたのか、などのデータは一切わからないため注意が必要です。

Point
段階的な取り組みが越境EC成功の近道

越境ECの海外配送は、最初こそ複雑に感じるかもしれませんが、課題の多くは事前の準備と仕組み化で解決できます。

配送コストや関税、返品対応などの壁も、信頼できるキャリアとの連携や現地フルフィルメント、購入代行サービスの活用によって乗り越えられるでしょう。すべてを自社で抱え込む必要はありません。モール出店や購入代行サービスを上手に組み合わせれば、小規模からでも安全にグローバル販売を始められます

重要なのは、最初の一歩を小さく、着実に踏み出すことです。準備を整えながら拡大していけば、海外の新しい顧客とのつながりが広がっていくでしょう。

当メディアでは越境EC全体の情報やまずやるべきこと、始め方なども詳しく解説しています。気になる方は以下ページからチェックしてみてください。

越境ECの3つの始め方をわかりやすく比較
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ECモールへの
出店
越境ECサイト
を構築
購入代行モール型 購入代行自社サイト型
導入のしやすさ ECモールに
出店準備が必要
立ち上げに
多大な時間が必要
国内ECに
タグ1行追加のみ
国内ECに
タグ1行追加のみ
運用のしやすさ 海外向け
オペレーションを
整える必要あり
海外向け
オペレーションを
整える必要あり
海外向け
オペレーションを
整える必要なし
海外向け
オペレーションを
整える必要なし
導入コスト 異なる言語で
出店準備が必要
多大な
構築コストが必要
国内ECの活用で
コストを抑えられる
国内ECの活用で
コストを抑えられる
運用コスト 多言語CSや
海外発送など
自社で行う必要
多言語CSや
海外発送など
自社で行う必要
多言語CSや
海外発送など
対応不要
多言語CSや
海外発送など
対応不要
戦略の自由さ ECモールの
ルールに従う必要
自社ECサイトなので
自由に行える
自社ECサイトなので
自由に行える
自社ECサイトなので
自由に行える
ブランディング ブランドイメージの
確立が難しい
自社ECサイトなので
ブランドを
自由に表現できる
モールに遷移する
のでブランド体験が
途切れる
自社ECサイトなので
ブランドを
自由に表現できる
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